読書の秋
2018-10-02


読書の秋ですよ。読書の嫌な人はいませんか。人生を楽しく豊かにしてくれるものですね。今読み終えた本「悪玉伝」(朝井まかて著・角川e文庫)です。この著者の小説、全体の構成がよく練られていて、読み進めるとだんだん深まっていく手口が巧みです。また人物像の設定も面白く、読んでいると自分もそこに入っていくように感じます。

「悪玉伝」は大阪の大商家の跡目相続の話が中心です。それがやがて、江戸幕府(吉宗、大岡越前の時代)大疑獄事件にまで発展していきます。スケ-ルの大きな展開です。中でも、牢内の描写は初めて知ることばかりで圧巻です。この著者、植物(園芸、草花等

)を巧みに取り入れているのが素晴らしいです。小説の中に園芸を取り入れた作品がたくさんあります。


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[読書(雑誌を含)]

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