いま、柳谷郁子のエッセイ集「諏訪育ち 〓姫路にて〓」を読んでいる。エッセイとは「形式にとらわれず、個人的観点から物事を論じた散文。」(大辞林)と出ている。まさにこの通りで、作者の思いのまま、感じたこと、おもったことをそのままに書き綴っている。それが読む人の心に触れて、なんとも心地よく、読みかけるとやめられない。次の題はなんだろう、どんな人生の場面が出てくるのだろう・・・次々と楽しみになるのが不思議だ。この作者、県放送大学の講師として出演され、いい話をされていたので一度本を読んで見たくなったものだ。内容は本当に常識的で、それでいて引き込まれる不思議な作家だ。たくさん作品はあるが、Kindle版があまりなかったので下欄の本にした。これからも電子版が出れば是非読んで見たいと思う。
セコメントをする